無料体験実施中 申し込みはこちら

子どもたちのスキルアップを目指して~W小学校でタイピング授業

先日、W小学校に出張授業に行ってきました。その日は少し早めに着いたので、校門に立ち、登校してくる子どもたちへ「おはようございます」と声をかけていました。すると、挨拶を返す子どもたちの姿を見ているうちに、どこか気持ちが切り替わってくるんです。
——あれ?私いま、学校の“朝の挨拶係”みたいになってない?
なんて思いながらも、子どもの笑顔が返ってくると胸の奥がふわっと温かくなる。

そんなとき、ある男の子が私を見つけて、目をキラーンと輝かせながら叫びました。
「パソコン先生だーー!」
その声に後ろの子たちまで反応し、何人かが手を振ってくれました。
——覚えてくれていたのか…先生、うれしいよ。

さらに後ろから聞こえてきた会話。

男の子「パソコン先生がいるってことは、今日パソコンの授業あるの?」
女の子「あるよ。うち今日1時間目がパソコン」
男の子「え、いいな〜!ズルい〜!」

その“ズルい〜!”に、なぜかほんのりドヤ顔したくなる自分がいました。
——いや、ドヤ顔したところで授業が増えるわけじゃないけど。

いよいよ1時間目。教室に入ると、期待で目をまんまるにした子どもたちが一斉にこちらを見る。
——ちょっと待って、みんなの視線が熱い。スポットライト当たってるのかな?

まずはAIの話から始めました。

「ところでみんな、AIってどのくらい知ってる?」
すると、驚くほど勢いよく手が上がります。

「ロボット!」
「なんでも知ってるやつ!」
「車が勝手に走るやつ!」
「うちのお母さんより賢い!」

(お母さん…ドンマイです)

「すごいね!その通り。AIは“すっごく知ってるやつ”だけど、ちゃんとお願いの仕方――プロンプトを工夫しないと上手く動いてくれないんだよ」

すると、後ろの席から手が上がりました。
「先生、宿題をAIにお願いしたらやってくれる?」

——おいおい。宿題くらい自分でやろうよ。

「そうだね、もしAIにお願いするなら……まずはプロンプトをしっかり勉強しないとね」

この一瞬、クラス全体の子どもたちが真剣な目で私を見つめていました。
——え、今の一言そんなに刺さった?

でも、その真剣な視線はどこか頼もしくもありました。
「よし、じゃあプロンプト名人への第一歩、みんなで踏み出してみよう!」

教室の空気がふっと明るくなり、再び“わくわく”が広がりました。

その流れのまま、タイピング授業へ。

「じゃあ、キーボードの“F”と“J”を触ってみよう。ほかのキーとはちょっと違うよ。指が迷子にならないために必要な、とっても大事なポイントなんだ。気づいた人いる?」

すると前の席の男の子が元気よく叫びます。
「先生!なんかポチッて出てる!」

「そう、それが“ここがホームだよ”って教えてくれるサインなんだよ」
「FとJ、優しい…」

——そこに優しさを感じる感性、ほんと素晴らしい。

別の子が言います。
「Jだけなんか目立ちすぎじゃない?」
「Jはね、ちょっと自己主張が強いんだよ」
と言うと、またドッと笑いが起きました。

姿勢の話に移るとき、私は言いました。
「タイピングはね、姿勢も大事!じゃあみんな、背中を“シャキーン”としてみよう」
全員「シャキーン!」
——え、こんなに素直でいいの?将来が楽しみすぎる。

そして練習開始。
と思った瞬間、テンションの上がりすぎた子どもたちがソワソワ…ザワザワ…。
“座ってるのに全体が動いている”という謎の現象まで発生。

「先生!Fどこ!? Fが逃げる!」
「Jが急にいなくなった!」
「私の指、迷子になってる〜!」

——大丈夫、落ち着くんだ。FもJも逃げない。

教室全体がまるで“好奇心の渦巻き”の中にいるようで、エネルギーがぐるぐる回っている。
でも、しばらくするとだんだん静まり、“カチッ…カチッ…”という小さな音が教室に響き始める。

そのリズムは、子どもたちの努力そのもの。
キラキラした目、真剣な眉、ちょっと舌を出して集中している子…どの顔も最高です。

——ああ、これだから学校で教えるのは楽しいんだ。
そして私は、授業を通して子どもたちからパワーをもらっている。
——むしろ元気を分けてもらってるのはこっちじゃないか。

授業が終わるころ、前の席の女の子がそっと手を挙げました。
「パソコン先生、また来てね」

その声は小さいのに、心にはズドンと響く。
「もちろん。また呼んでくれたら、いつでも来るよ」

帰り道、私は思いました。
——もっといろんな学校で、このワクワクを届けたいな。

もしあなたの学校や地域でも
「AIやタイピングを楽しく学ばせたい!」
「子どもたちの興味を引き出したい!」
そんな想いがあれば、ぜひ声をかけてください。

パソコン先生は、いつでも出張します。
子どもたちと一緒に、未来へのワクワクを作りに行きます。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

コメントは日本語で入力してください。(スパム対策)

CAPTCHA

目次